社長便り
社長便り Vol.21
取引企業間の運や縁を大切に繋ぐ
2020.09.22
「GoToトラベル」の対象地域から除外されていた東京都は1日の感染者の確認が100名を下回り、10月1日から対象に追加されることになりました。また、飲食業界の支援策、「Go to イート」も全国展開が検討されていますが、以前のように連れだって軽く飲みに行くモードへと回復するには厳しい状況が続くかもしれません。そのためテイクアウト、デリバリー、ドライブスルーに活路を見出すなど店内飲食の落ち込みをカバーする対応が見られますが、しっかりと常連客を抱えている店舗は変わらず繁盛しています。コロナ禍による2極化はどの業界でもあるようです。
さて、いよいよ東京が動き出しました。多くの企業が9月に半期決算となります。各社業績をこれ以上落とさないよう本決算に向け仕込みをしていかなければなりません。新型コロナウイルスの全容が何となく見えてきていますので感染を拡げないこと、経済を回していくことの両軸で進めていく工夫が必要です。
今夏は温暖化の影響からか大型台風10号により被害が出た地域もありました。これから季節性インフルエンザと新型コロナウイルスとが「並走」することとなり、災害のリスクも高まっています。皆さんの意識も防災へと向かっているのでしょうか。弊社商品の防災トイレが昨対340%の売れ行きとなっています。また、コロナ禍での生活様式の変化からごみ袋としてだけではなく、時短レシピにも使える国産ポリ袋も売れ行きが好調です。お客様の声を吸い上げて改良を加え、新たにサイズ展開も検討をしています。一つの商品を生産するだけでなく派生系の商品が日の目を浴び売れ筋となっていくことは大変喜ばしく、細部まで真摯に向き合ったものづくり企業としての心構え、メーカーとして現場の技との融合や人脈を繋げた上での商品作りが実を結んだ結果だと自負しています。
また、「防護服生産設備導入支援補助事業」を受けて導入した大型製袋機が納品されいよいよ本格稼働に入ります。厚労省から発注を受け、毎月納入している国産ポリエチレン手袋を増産し供給していきます。
時代の流れ、ニーズに対応する商品を絶え間なく作り続け、タイムリーに納品していくだけでなく、納品までに携わった企業間の運や縁を大切に繋ぎ、安心と信頼の品質をお届けします。