社長便り
社長便り Vol.22
変革の下期がスタート!
2020.10.26
朝晩はだいぶ冷え込むようになってきました。コロナ禍への対応に追われあっという間の半年だったように感じます。社会も経済を回していかなければという思いからか、街や公共交通機関にも人の動きが戻ってきていますね。
さて、オルディは2020年度下期がスタートしました。今年はコロナ問題で4月の決起大会を中止しましたが、社員の総意によりリモートで永年勤続賞表彰、資格取得者表彰、年度方針を軸に開催することになりました。私からは社員へ、このようなときだからこそ、お客様から信頼される企業であり続けること、経営陣は社員から信頼される企業たるよう改めて努めていこうとメッセージを送りました。社員一同、基本理念「信愛」の原点に戻りベクトルを合わせてまい進していく所存です。
振り返れば、海洋プラ問題、コロナ、働き方や生活スタイルの変容、レジ袋有料化、様々な事象が押し寄せた日々でした。社会情勢は、言うまでもなくコロナ禍により変化を余儀なくされています。生活スタイルの変化、働き方改革…それにより私たち消費財を扱う企業も追随していかなければなりません。例えば買い物をする場所の変化では、以前は如何に店頭で映える商品パッケージにするかが勝負でした。しかし、今はECモールでの購入比率が格段にアップしています。買ったものを家に持ち込むのは自身ではなく配送業者です。個人で運べる大きさには限界があった故の少量販売から、ストックが可能な場合、大容量が売れ筋となる変化をもたらしています。
7月にはレジ袋有料化が施行され、業務用の販売は落ち込んだものの、家庭用を合わせると9月度は昨対約300%売上増となりました。無料配布がなくなったとしてもこれだけの売上を重ねていますので生活必需品として確固たる物になったのだと如実に分かる結果ではないでしょうか。なくてはならないものだからこそ、作る側の責任にもしっかりと対応していきます。その一環として、研究を重ねていた植物由来のレジ袋を販売します。稲畑産業と連携しジャガイモ加工時にでる廃棄物(果汁や皮)から取り出したデンプンが主原料の熱可塑性樹脂を使用したレジ袋を商品化します。海洋プラスチック問題が注目されて久しいですが、環境問題への対応としての第2弾となり、また次の一歩を踏み出します。
オルディは国内生産故の小回りのきく素早い対応、分散型の商品販売による戦略的なリスクヘッジが功を奏し、経済の荒波にも耐える体力を要しています。その分、幅広い知識の習得、調達面での苦労、など社員のみなさんには負担をかけています。しかし、それはオルディの強みとなって次期ステージへの橋渡しとなるはずです。
これからもお客様の生活に寄り添い、人や物に優しい商品作りをしていくことを理念とし、一環して取り組んで参ります。