社長便り
社長便り Vol.23
First Try!
2020.11.26
閉じこもりがちな状況に変化をつけるべく、週末に久しぶりにバレーボールをしてみようと思いました。普段から自転車や筋トレを継続し、ある程度身体を鍛えていた成果からかブランクを感じることなくチームにとけこみプレイすることが出来ていました。しかし、反射でつい可動域を超えてしまったのでしょうか。見事(?)に肉離れを起こしてしまいました。それでも馴染みの医者へ駆け込み、月曜日には多少の痛みはあるものの自力で歩行して出社することが出来ました。業務に支障はきたさなかったものの情けないことです。
さて、「リサイクルを商機に」という日経新聞の記事を読みました。「SDGs経営調査」によると、リサイクルなどの資源の有効活用が新規事業の機会になるとみている企業が57%、資源の枯渇など事業存続のリスクと捉えている企業も60%になるとの結果が出ているそうです。弊社はプラスチックを扱う企業としてリサイクルへの対応、代替え製品の開発は急務であり取り組まなければならない経営課題です。
先日は大阪包装資材協会による今年度第1回臨時総会を兼ねた商品説明セミナーが開かれました。3月の開催予定が今まで延期となっていましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえて集会形式のみの開催方法を見直し、ハイブリッド方式(現地開催および Web開催の併用)を取り入れ、無事に開催となりました。セミナーでは「わが社の推奨商品」と題し3社が商品説明を行いました。弊社からは稲畑産業とともにasunowaの植物由来原料商品第二弾となる「でんぷん由来のバイオマス樹脂『NuPlastiQ』とそれを利用したポリ袋の紹介」を発表しました。
また、アジアを代表する環境展示会のエコプロが、ON LINEのみの11月25日から4日間開催となりました。久しぶりに出展しますが、お客様が自ら扉をあけに来て下さらないと商品を見て頂くこともままならず、偶然の発見や出会いはことごとく期待できません。技術が進化し5Gの世界が広まりバーチャルで商品を手に取って頂けるような環境が早く来ないかと期待します。
バイオマス商品の開発と並行し、リサイクルにも注力しています。地球上の炭素(カーボン)の総量を遷移せずCO2の排出と吸収がプラスマイナスゼロになるようなエネルギー利用の社会実装を指す概念「カーボンニュートラル」に基づき、できることは何か、守るだけでなくそこに商機はあるのかを考えています。しかしプラスチックのリサイクルは難しく、一見同じように見えるプラスチックでもその種類は多岐に渡り異なる材料が混ざると、形にならないことがあります。そこで業務用緩衝材などの使用済みプラスチック製品を回収しリサイクルすれば単一素材から生まれる高品質な再生商品が誕生します。リサイクルは、やりようによっては可能性の宝庫です。縁のある企業を巻き込み新たな商機を生み出すべく動き始めています。何事もやってみなければ始まりません。動かさないと見えてこないものです。オルディは恐れることなく発進していきます。