社長便り
社長便り Vol.26
消費した商品を生まれ変わらせるサーキュラーエコノミーへ
2021.02.24
オルディでは働き方改革のための体制構築ハード面でのデジタル化が完了し、全部署にてリモートワークでの業務を開始しました。作業効率を考えるとまだまだ道半ばであり、社員が持つモバイルやモニターなどPC等周辺機器の見直しも必要なのかなと思案中です。そして、オルディダイレクトというECサイトを3月1日にOPENさせます。B to Bへの直販も可能ですが、どちらかというとこのサイトを通じてお客様へ商品紹介するための営業ツールのひとつとしての役割を担うために構築しました。これからはレガシーに囚われず新しく必要となったものをタイムリーに取り込むことが必要です。
先月に引き続き、手袋の生産ラインは相変わらずフル稼働しています。3月末に厚労省との契約も終了しますが、ありがたいことに食品工場用の受注が伸びてきました。食品用手袋はニトリルゴム製が多く使われていますが、未だ不足が続いているようです。刻々と変化する市場の状況に対応し供給できる体制を戦略的に取り組んでいきます。
さて、本コラムのタイトルにもしましたが、ペットボトルはペットボトルへ、食品トレーは食品トレーへと使い終えた容器包装をリサイクルして同じ商品へ戻すことがトレンドになっています。できるだけ石油に頼らずにサーキュラーエコノミーを行う取り組みが進んでいます。
2月24日に新発売する「asunowa 再生ごみ袋」は、使用済みの再生(ポストコンシューマ―)材料を50%使用した商品です。廃棄プラスチック問題は、2021年1⽉に発効されたバーゼル条約改正付属書により、プラスチック廃棄物の国際間取引が⼤幅に規制され、プラスチック製品を作る企業の責任と、廃棄物を排出する企業の責任が増⼤すると共に、⽇本国内での廃プラスチック処理が社会的問題となっています。店舗や流通センターのバックヤードなどから発⽣する包装・梱包関連廃棄プラスチックから、ごみ袋に⽣まれ変わらせ、持続可能な社会の実現に向けた資源循環型商品です。
また、グリーン購入法でも2020年にプラスチック製ごみ袋が追加され、今年の4月には再生プラスチック混入量が10%から40%に引き上げされる予定です。当商品は、グリーン購入法改正案にも適合し、かつエコマーク商品としても認定されています。(エコマーク認定番号:第20 128 010 号)この材料を利用したその他の商品展開として、指定ごみ袋のある自治体へのアプローチを試みるなど、次なる一手を常に思考し、社会のトレンドやお客様の商品ニーズに沿ったものづくりの手を、今後は更に緩めることなく対応していくことが必要となりますね。